誰でもカンタンにできる集中力を上げる方法。
たったある1つのことで集中力が驚くほど持続する。
そんなお話。
まずこちらからお読みください。↓
「よし、かーえろ」
パタン、とパソコンをとじて
カバンにしまった。
ふふ、ふふ。
階段を降りる足取りは軽い。
すでに外は真っ暗だ。
その日、わたしは
知り合いのオフィスで作業をしていた。
1階の広いスペースで多い時は
10人ほどが作業してる。
私は2階の個室で1人こもって作業していた。
今日はめちゃくちゃはかどった。
充実感をおかずにご飯3杯はいけるぞ。
ふふ、ふふ。
暗くなった外の景色に酔いしれている
…ところに、
ふと、声をかけられた。
「おー!おつかれー」
既にみんな帰ったと思っていたので一瞬驚く。
声の先に視線を落とすと、
そこにはAさんがいた。
Aさんは私より10歳ほど年上の綺麗な女性。
私がここに通う前からいる先輩だ。
(※特定されないように若干話の内容は変えてます)
「おつかれさまですー」
急いでタンタンタンと階段を駆け降りて
Aさんのもとに駆け寄った。
「おつかれさまです」
ペコリと頭を下げる。
「おつかれさまです」
Aさんも笑ってペコりと頭を下げる。
「かほちゃんーめちゃくちゃ集中してたね」
「え、ほんとですか?」
「だって、ほら、もう」
時計を見上げると深夜23時を指していた。
思ったより遅くなってしまった。
「ほんとですね」
苦笑いをする。
こんな遅くなる予定じゃなかったんだけど。
「いつからいたの?」
Aさんは2階をちょこんと指差す。
「えーと…」
お昼ごはんを食べて準備して、
少し昼寝してから来た、から
「昼の2時くらいです」
つまり、ゆうに9時間。
私は2階の個室にこもっていたことになる。
改めて考えると、長い。
それを聴いたAさんは爆笑する。
「ほんとに!?笑
集中力えげつないねえ!!」
もうオフィスには、
私とAさんの2人だけになっていた。
「Aさんもこんな時間まで残ってたんですね」
「うんーそうなんだよね」
Aさんの眉毛が困ったように下がる。
「お仕事、忙しいんですか?」
「んーいやあー…というより…」
Aさんはポツリポツリ、と話出した。
Aさんの仕事は動画関連。
今日は事情があり
家でネットが使えないため
ここに残って作業していた。
…のだが、
同期に遅れをとってる焦りや
待遇の違いにどんどん自信を失っていく日々。
『自分は仕事を断れる立場ではない』
そう思えば思うほど、
どんどん増えていく仕事。
たまるのはタスクだけじゃない。
プレッシャー、ストレス、責任。
焦り。不安。とまどい。眠い。疲れた。
ああ、だめだめ。
今はこれに集中しなきゃ。
あれまだやってない。
あれもまだやってない。
ああ…どうしよう。おわらない。
もうこんな時間。帰りたい。
抱え込むものが増えるほど
負のスパイラルに陥っていく自分。
どうしてこんなに要領が悪いんだろう。
ほら、またこんなこと考えてる。
集中したいんだってば、だから…
気がつけば時間だけが過ぎて。
全然進んでいない作業を見て。
自分が情けなくなる。
仕事の返信ももう1週間以上
ためてしまっている、そんな状況。
「メールをさ、開くのが怖いんだよね」
はあ…と、Aさんが力なく笑ってうつむく。
「まず謝罪から入らなきゃいけないから
物凄いエネルギーを使うというか…」
いや、ためるともっとツラいんだけどさぁ
そう言ってAさんは笑った。
申し訳ないよ、ほんとに…
笑っているのに、泣きそうな顔だった。
誰が見ても分かるキャパオーバー。
明らかに抱えられる容量を超えている。
目がすべる。
映像が頭で再生されない。
ただ、眼球が文字を追っているだけ。
頭の中に入ってこない。
そういうときの焦りとか
思うようにいかない悔しさとか
なんとなく分かる、から。
なんというか、空回りしていく感じ。
必死に足を前に前に動かしても
蹴るのは、空気の軽さばかりで
全然前に進めない苦しい、感じ。
なにか力になれたらいいんだけど…
「ああ、ごめんね、こんな話」
パッとAさんが顔を上げて
手をひらひらと振った。
モヤモヤした紫の感情を
かき消したように見えて
私もなんだか悲しくなった。
いえ…ぜんぜん…
そう言おうとした時、
ふ、とAさんの視線が動き
「あ、ね、その鍵。」
と、
手の中にあるカギを指差した。
「いいよ、私最後に返しておくよ」
はい、と差し出される手のひら。
「あ…どうも…」
チャリ、とAさんが鍵を握りしめた。
「はい!じゃあ気をつけて帰ってね」
おつかれさま、
そう笑うAさんの顔を見て、
アドバイスを求められてるわけでもないし
余計なお世話かな、とも思った。
思ったんだけど。
気がついたときには声が出ていた。
「あの、私なりの、なんですけど」
「え?」
「集中、する方法」
そして、結局、
この日は日付が変わるまで
いっぱいAさんと話した。
最後には
表情がとても柔らかくなって
ほっとしたようなAさんを見て
それがめちゃくちゃ嬉しくて。
話してよかったなあって。
10個も下の私に偉そうに言われるの
嫌じゃないかなと思ったのですが、
「かほちゃんと話せて良かった。
心がすっっごく軽くなった!ありがとう」
とその言葉を聞いて、
ああ、よかったって心から思いまして。
だから、その一部を、みなさんにも。
もし、
集中できない。
もっと仕事の効率を上げたい。
プライベートの時間がもっと欲しい。
という方がいたら、
ぜひ最後まで読んでいってください。
集中するにはあるコツがいるんです。
それもとてもカンタンな方法。
今日はそれをご紹介します。
前置きが長くなりましたが、
超!集中法講座。開講です。
短時間の集中を繰り返す
「私、長時間集中しているわけじゃないんですよ」
Aさんにはじめに言った言葉。
ゆうたら、これが結論。
どういうことかというと。
人間の集中力には限界がある。という話。
どんなにトレーニングされた人間でも
集中力が持つ限界は2時間
というのはご存知でしょうか?
つまり、正しくは
短時間の集中を繰り返す
というやり方のほうが、
多くの人間にとって適しているのです。
たとえば、私もこの日は、
25分集中して、5分ぼーっとする
というサイクルを永遠繰り返していました。
(これを、ポモドーロテクニックという。
別に覚えなくていいけど、
科学的に証明されている集中法の1つ)
もっとできそう。
今、とても調子がいい。
というときでも必ず中断する。
なぜなら、休まないことが
集中力を下げる原因になるからです。
集中力って根性で
どうにかなるもんじゃないんですよ。
脳みそを自分でハッキングするんです。
集中には、脳の前頭葉という部分が
大きく関わっています。
前頭葉の役割↓
① 今、目の前のことに注意を向ける
② 感情の制御をする
③ 物事を解釈する
この①がいわゆる集中力。
今、目の前のことに注意を向ける力。
ストレス(負荷)に強い脳を作るには
この前頭葉という部分を鍛える必要がある。
その鍛え方というのが、
緊張と緩和を繰り返すことなのです。
ボーッとする。空っぽにする。
この時間、あなたは取れていますか?
ああ、おっけーおっけー
僕いつもボーッとしてます
気づいたら時間経ってます
というのはもちろん別物だよ。笑
意図的に、というのが大事。
起きている時間の中で、
意識して頭を空っぽにする時間
これが重要なのです。
寝てる時、でもなくてね。
起きているときに。
これを続けていくと、
徐々に前頭葉が鍛えられていき
集中力も鍛えられていきます。
【POINT!】
短時間の集中の繰り返しができるようになる。
↓
結果として集中力が長時間持続するようになる。
いわばフロー状態に入ることができます。
マリオでいうスター状態。
周りの音は消え。
ニオイも消え。
時間感覚さえも消え。
目の前の世界に吸い込まれる。
深い深い海の中にいるような。
沈んでいく感覚。
でも神経は研ぎ澄まされている。
ハッと、気づくと
25分の合図が鳴って
現実世界に引き戻される。
その瞬間に、時計の秒針が戻り
カチ、カチ、と動き出す。
プハッ!!
ハァ……ッハァ……ッ!!
息するの!忘れてた!!!
って、こんな感じなんです。笑
ガチで集中していると。
あれ、息してたっけ?ってなる
大げさだろって思うかもなんだけど
ごめんなさい盛りました。
25分置きに、
プハッ!!
ハァ……ッハァ……ッ!!
息するのォ!!忘れてたァ!!!!
とか言って目飛びだして首抑えてたら
やばいやつですからね。
追い出されます。
時限式のアラームかよって。
でも非常に近い感覚にはなるので、
ハッってなって、
時間が戻ってきた感覚があって、
キュウケイシヨー、ってなります。
あ、ちなみに休憩というのは
スマホぽちぽちとかじゃないですよ。
誰かとおしゃべりでもなく。
筋トレふんふんとかでもなく。
必ず1人になれる場所に行く。
外に出るでしょ。
前髪を風が抜けて気持ちいいでしょ。
あーーーしあわせーーってなるから、
あとはひたすら、ボーーーっとします。
なぁんもしない。
できれば目を閉じて。
無。
無。
ひたすら無を感じて、
(難しい場合は呼吸に集中)
5分の合図が鳴ったら作業に戻る。
これを私は9時間ほど
続けているわけです。
たぶんやってること瞑想に近い。
(前頭葉に凄く良いんですよ、瞑想。
この話もまた今度。)
で、この繰り返しが、
めちゃくちゃ気持ちよくて。
サウナかな??
あれここサウナかな??
ってなります。
ガッって集中して、開放。
ガッって集中して、開放。
たまらんのです。
…そんな気持ち悪いって顔しないでください。笑
今、気持ち悪いって顔、したでしょ。笑
ただ、ほんとにいいんだよなーーこれ。
まじでやってほしいのよーーー。
最初は、私も半信半疑でした。
ポモドーロだかボボボーボだか知らんけど
何が良いのコレって思ってました。
でも、前頭葉って鍛えられる部位なんですよ。
筋肉と一緒。鍛えたらどんどん強くなっていくの。
最初は15分とかでいいんです。
プールとかでも残り5mとかって
苦しくても頑張れるでしょ。
残り5mとかで、
あーあ!やーめっぴ!
集中力切れたンゴーー!!!
ンゴーー!!!
ってプールから上がる人ってあんまいないでしょ。
ゴールが見えていると人は頑張れるんです。
集中できないのは、ゴールが見えてないから。
あなたが集中できないのは、
ゴールが見えていないからじゃないでしょうか?
15分たったら終わり。
この「終わり」って感覚を作るのが
集中を保つ上で大事なんだと思うんです。
ちなみに、これは勉強にも使えます。
はちゃめちゃに役に立ちます。
成績3年間オール5。偏差値72。
日本最高峰の国立女子大学に現役合格。
塾に通わず、参考書も買わず、
毎日10時間寝ながら
…というのが学生時代の私なのですが
それは完全に集中力をハッキングしてたからです。
当時から集中力オタクだったんですね。
前頭葉を鍛える。
緊張と緩和。
つまり、肝は「休むこと」。
頑張るだけじゃダメなんです。
ハッキリいいますが
休めない人はダメです。
絶対長く続かない。
息を吸うには息を抜かないといけない。
じゃないと窒息しちゃうよ。
最低でも1日の間で30〜1時間。
頭、からっぽにしよう。
ここを思いきれるかどうかです。
ね、なんかできそうでしょ。
あの人軸で考えるな。
最後にもう1ついいですか?
ここまで読んでくれたあなたに。
Aさんの強いストレスになっていた
「苦手な作業との付き合い方」について
少し話して終わろうと思います。
苦手な作業。なんかありますよね。
後回しにしたくなるやつ。
私はこれを限りなく0に近づけたくて
起業してるみたいなもんなんですが、
まあそうもいかないことも多いと思います。
例えば、Aさんでいえば
「メールを返信する」という作業。
難易度としてはそれほど難しくない分類
だと思いません?
それ!!!
それそれそれ!!!
それがァ!だめなんだあ!!
「このくらいできて当然」
「やればすぐ終わるんだから」
「周りは出来ているんだから」
こういうのは、他人基準です。
あなたにとっては違う。
難易度、めちゃ高いんですホントは。
これがね、過去の私も
めちゃくちゃ悩んでたことだから
すっごい気持ちは分かるんですよね。
同じ作業に対して、
10のパワーでできる人もいるし
100のパワーがいる人もいる。
これは全然ヘンなことじゃないんです。
むしろ、極端な話
もし1日100しかパワーを使えないなら
メール返信しかしない日を作る。
と割り切っちゃったほうが、
1週間メールをためるより全然いい。
そりゃ毎日返せたほうがいいよね。
でも、1週間ためるくらいなら
3日に1回のほうが全然マシだよね。
いいのいいの。
完璧じゃなくて。
Best求めすぎてGoodもできてないのが最悪。
人と比べずに。
比べる対象は過去の自分だけ。
今日は、メールだけ返す!
もうこれだけ!!!
でも、これだけは絶対!!!
これってメールの返信が苦手な人からしたら
めちゃくちゃ凄いことだから。ほんとに。
そしたら、頭の中少しスッキリするから
集中力も徐々に戻ってきます、大丈夫。
すると、処理できるタスクが増えて
仕事も無理なく増やせるようになるし
結果もちゃんとついてくるようになります。
大事なのは、正常な判断ができる
余裕を残しておくことです。
前頭葉を鍛えることの何が良いって
ストレスにも強くなりメンタルも安定する
んですよね。
緊張と緩和で前頭葉、鍛えよう。
ガムシャラに頑張るより
きっとこっちのほうがあなたに合ってます。
集中力オタクの私からしたら、
まだまだ今すぐできる集中力爆上げ法
いくらでも語れるんだけど
もう5000字超えましたし、
今日はこのへんにしようと思います。
また、気が向いたら書きますね。
大切なことに気づかせてくれたAさんには感謝です。相談してもらえてよかったです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
上手く休んでくださいね。
P.S.
ポモドーロに興味を持った方へ
※お金貰ってるわけではありません。笑
私が普段どのアプリ使ってるのか気になる人もいるかなー?と思って。
おすすめなので一応リンク貼っておきますね!
ではでは!
P.P.S.
この記事、お子さんをお持ちの
パパママ世代からの反響が
大きくて嬉しかったです。
大切な人にシェアしたくなる。
そんなブログをこれからも
運営していきたいなと思いました。
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